ちょっとブレイクしましょう! 紅茶の時間。

気温が下がってくると、温かい飲み物が恋しくなりますね。

11月1日は「紅茶の日」。忙しい毎日の中で、ちょっとひと息入れる、

そんなときに紅茶を選んではいかがでしょう。

 

この頃、街では紅茶ブームが到来!

最近は手軽に飲めるペットボトル入りの紅茶が人気で、ミルクティーやレモンティーといった定番からアップルティーなどのフレーバーティー、無糖のものなどさまざまな種類が発売されています。

また大手のコーヒーチェーン「スターバックス」が展開する紅茶専門店「TEAVANA(ティバーナ」が東京にオープ

ンして話題になりました。茶葉に果物や花、ハーブ、スパイスなどを絶妙にブレンドして紅茶の味わいの世界を広げてい

ます。

さらに若い女性に人気のタピオカミルクティーやチーズティーのお店に行列ができたり、街ではちょっとした紅茶ブームが起きています。

 

紅茶と緑茶、ウーロン茶の違いは?

 

紅茶、緑茶、ウーロン茶の茶葉は「茶の木」から採れます。

茶の木は椿などの仲間の常緑樹で、製法による葉の発酵度合いの違いで、緑茶、中国茶、紅茶へと変化します。

茶葉を摘んですぐに加熱して発酵させないのが緑茶、

茶葉の色が褐色になるまで十分に発酵させるのが紅茶で、

中国茶は中間の半発酵させたものです。

 

ミルクティー派?ストレート派?

紅茶の主な産地は、インド、ケニア、スリランカ(セイロン)、中国で作られています。

産地によって個性があり茶葉の味や香りが違います。

飲み方や気分に合わせて、下のチャートからぴったりの紅茶を見つけましょう。

(日本紅茶協会より) 

アッサム:香りは甘くコクのある味わい。インドのアッサム地方産で、世界最大の生産量を誇る。

ルフナ:スリランカ地方で栽培される茶葉は、強発酵のため黒味をおび、渋みが少なく、中東諸国で人気が高い。

ケニア:新興の紅茶産出国ケニアで生産され、やわらかい渋みと甘さをもつ。

キームン:蘭やバラのような香りのする中国紅茶の代表。バランスの良い渋みと甘さを備える。

ディンプラ:爽やかな渋みと優雅な香りが特徴。スリランカの古い国名、セイロン紅茶の典型。

ニルギリ:南インドの高原産で、セイロン紅茶に似た芳香とやわらかな味で、レモンやミルクに合う。

ウバ:力強い渋みはミルクティー向き。スリランカの風土が生み出す独特の香りは、ウバ・フレーバーと呼ばれる。

ダージリン:“紅茶のシャンパン”の異名をもつ。北インドヒマラヤの冷涼な気候が特有の香味を生み出す。ストレートがおすすめ。

 

☆ストレートティーに向く茶葉は、香りに特徴のあるもの。

ミルクティー向きはタンニンが多く含まれ、コクのある強い味わいのものがおすすめ。

レモンティー向きはすっきり感のある中間のものを選びましょう。

 

誰でも簡単に美味しく!ティーバッグでいれるコツ

 

1.カップはあらかじめお湯であたためておく。

 

2.熱湯を先にカップにいれ、ティーバッグをカップのふちから静かにしずめる。

 

3.振らずに茶葉成分の抽出を待つ。振ると色は出るが味は出ない。

ソーサーなどを使ってフタをし、2~3分ほど蒸らす。

 

4.静かに振ってカップからティーバッグを取り出す。

※抽出時間は商品によって異なるのでパッケージで確認を。

 

レモンティーをいれるときのポイント。

 

レモンと相性の良い茶葉は、ディンプラやニルギリです。

ちょっと短めに蒸らして、紅茶の渋みを抑えます。

レモンは薄くカットしたものを使用し、2,3回かきまわしてすぐに上げるのもポイント。

レモンの苦みが出るのを防ぎます。

 

ミルクティーをいれるときのポイント。

ミルクティーに最適な茶葉は、ウバやアッサムです。

ミルクは飲む前に冷蔵庫から使用分を出し、常温にしておきます。

ミルクを先にカップにいれるか、後からいれるかは両方試して、好きな方を選びましょう。

 

もっと紅茶が好きになる!「紅茶レシピ」

紅茶はスパイスや果物、アルコールなどとも相性良し。味わいや香りの広がりを楽しめます。

 

体がじんわり温まる生姜パワー
ジンジャーティー

【材料】(2人前)

・生姜のスライス1~2枚

・ティーバッグ2袋

・お湯360cc

【作り方】

1)生姜をスライスする。

2)1とティーバッグをあらかじめ温めたポットに入れる。

3)2に熱湯をいれ、ふたをしてそのまま3分間程蒸らす。

4)蒸らし終わったらティーバッグを出して、ポットの中を

スプーンで軽くかきまわしてカップに注ぐ。

 

やさしい甘さに癒される
メイプル・マシュマロティー

 

【材料】(2人前)

・水またはお湯150cc

・牛乳150cc

・メイプルシロップ15cc

・マシュマロ 適量

・ティーバッグ2袋

【作り方】

1)鍋に水またはお湯と牛乳、メイプルシロップを入れ、泡立て器でかき混ぜながら温める

2)沸騰直前にティーバッグを入れ、火から下ろし、フタをして4~5分蒸らす

3)軽くひとかきし、ティーバッグをだして、マシュマロを浮かべる

 

フルーツの香りも華やか!
フルーツティー

 

【材料】

・お好みのフルーツ

(リンゴ、ぶどう、オレンジ、キウイなど。市販のカットフルーツを使うと手軽。

 ドライフルーツでもOK)

・人数分の紅茶

【作り方】

1)フルーツはひと口大に切る。柑橘類は皮つきでOK。

2)ポットにフルーツを入れ、別のポットでいれた人数分の紅茶を注ぐ。

3)フルーツに紅茶の味がなじんだら、飲みごろです。

 

洋酒が香る、大人の愉しみ
ラムホットティー

 

【材料】

・ラム酒 お好みの量

・角砂糖 お好みの量

・人数分の紅茶

【つくり方】

1)カップかポットに紅茶をつくる。

2)別のカップに角砂糖とラム酒を入れる。

3)その上から1を注ぎ、スプーンで軽くまぜる。

※ラム酒以外にウイスキーやブランデーでも。

 

  • ものしりコラム●

便利なティーバッグは、アメリカ生まれ

ティーバッグを世界に広めたのは、ニューヨークの茶卸商でした。茶葉で紅茶を入れる手間を省くために、あらかじめ茶葉をガーゼの袋に入れて販売したのです。これが大好評で、茶葉や袋が改良されてティーバッグと呼ばれるようになり、封筒型、テトラ型、ボール型など種類も増えて世界中へ浸透していきました。

 

もっと詳しく知りたい方はこちらへ

http://www.tea-a.gr.jp/recipe/