YouTubeやInstagramなど、SNSでは、毎日おしゃれなキャンプの映像が流れていますね。
優しいランプの灯りや、おいしそうなキャンプごはん、人気のキャンプ用品の数々。
いいなぁ、と思いつつ、「自分にはムリだな」なんて、キャンプをあきらめていませんか?
フォローもしてないのに流れてくるSNSの映像は、ほとんどが人気のインフルエンサーです。
多くのキャンパーがおしゃれキャンプをしているわけではなく、おしゃれキャンパーの写真がたくさんまわってきている、ということなんですよね。
キャンプ場には、SNSに映像をのせることなく、独自のスタイルでゆるゆると楽しんでいるキャンパーもたくさんいるんですよ。
今回は、せっかくキャンプに興味があるのに、「上手にできないから」とキャンプをあきらめてしまっている方のために、「がんばらないキャンプ」のはじめ方をご紹介します。
まずは、お気に入りのキャンプスタイルを見つけて、人の目なんて気にせず、気楽にキャンプを楽しみましょう!
目次
がんばらないキャンプを楽しむために
がんばらないキャンプを楽しむためには、キャンプに必要なもの、そうでないものを見分けることが大切です。
ここでは、まず、どんなキャンプをしたいかを考えて、キャンプのがんばりどころ、がんばらないところを見つけましょう。
なにはともあれ、はじめてみよう!
キャンプは、映像を見るのと、実際にやってみるのでは、かなり違います。
まずは、一度キャンプをしてみて、自分の好き嫌いを見きわめましょう。
ただし、キャンプを続けるかどうかも分からない中で、いきなりテントを買うのは、おすすめしません。
今は、キャンプに必要なテントやシュラフ(寝袋)のセットを宅配でレンタルしてくれるお店や、キャンプ場の「手ぶらキャンプ」プランなどがあるので、それらを利用してはいかがでしょうか。
レンタルについては、最後の章でくわしくお伝えしますが、どちらも、1人7,000円前後の価格で、テント、シュラフ、テーブル、チェアー、焚き火台セットなどが借りられます。
1泊キャンプをしてみると、「バーベキューは後かたづけが大変だな」「テントでゴロゴロしてるだけでも気持ちいい!」など、苦手なことや楽しいことが見えてきますよ。
そこから、「お昼寝するためにキャンプがしたい」「キャンプ飯を極めてみたい」など、自分のキャンプスタイルを見つけていきましょう。
☆ ONE POINT ☆
使っているときは快適なテントでも、たたむと重すぎるもの、パーツが多いものもあります。キャンプをはじめたら、車への積み込みや、使用後にテントやシュラフを干す作業もあるので、そのあたりも想像しながらレンタル商品を使ってみましょう!
自分のスタイルに関係ないことはがんばらない
自分のキャンプスタイルが決まったら、そのキャンプでのがんばりどころは何かを考えてみましょう。
例えば、「お昼寝スタイル」のキャンプなら、寝心地のよいマットが欲しいですよね。
「読書スタイル」のキャンプなら、長く座っていても疲れないチェアーが必要です。
「自然遊びスタイル」のキャンプなら、川遊びや自然散策に適した服装と、ゆっくり休むためのマットとシュラフがこだわりどころ。
「焚き火スタイル」のキャンプなら、もちろん焚き火台がメインのキャンプギアとなります。
わたしたち夫婦のキャンプは、この「焚き火スタイル」なので、焚き火台を3台、ネイチャーストーブ1台、取り寄せた薪1箱など、お気に入りの焚き火グッズをいそいそと持参します。
その代わり、
「ハイチェアーやコットなど、快適だけど重いものは持っていかない」
「氷点下のキャンプでも、安いシュラフ+家で使っている毛布でやり過ごす」
など、焚き火以外では「がんばらないキャンプ」を実行しています。
いらない荷物やよけいなこだわりが減ったせいか、キャンプでのケンカも減って、ずいぶん楽になりましたよ(笑)
料理をやめるとキャンプは変わる
「料理が大好き!」「キャンプ飯にあれこれチャレンジしたい」と、いうことでなければ、「今回はキャンプごはんを作らない」、という選択もアリですよ。
キャンプでの料理をやめると、
○食器・調理器具・食材の準備
○クーラーボックス・保冷剤の準備
○家での下準備
○着いてからの準備
○調理
○配膳
○後かたづけ
などの作業がなくなり、持ち物が減って、自由な時間がふえるんです!
私たちも、一度はキャンプでの調理道具や食器を揃えましたが、今では、焼きたてパンを買っていったり、フリーズドライのシチューを持っていったり、というパターンが多くなりました。
夕方、キャンプごはんのしたくでバタバタしなくても、お湯をわかして10分くらいで夕食を食べられますよ。
朝ごはんには、アルファ米の炊き込みご飯やカップヌードル、カロリーメイトなどを持っていって、気分に合わせて選びます。
尾西食品 アルファ米12種類全部セット(非常食 5年保存 各味1食×12種類)
それらは、賞味期限がかなり長いので、食べなかったものは持って帰って、防災食のローリングストック棚へ。
いつもではなくても、たまにはキャンプごはんの料理をなしにすると、がんばりどころがひとつ減って、かなり楽チンなキャンプになりますよ。
ちなみに、大手キャンプメーカーの女性スタッフさんも、キャンプではいっさい料理をしないとおっしゃっていました。
女性ソロキャンパーさんで、キャンプではゆっくり過ごすスタイルだそうです。
こだわりどころ以外は、がんばらない。
みなさん、わりと実行されているようですね。
がんばらないキャンプの「周りの目」対策
「周りの目なんて気にせずに」とはいうものの、やっぱり人の目って気になりますよね。
それならいっそ、おしゃれキャンパーさんの「見せるテント設営」に対して、がんばらないキャンパーさんは「隠すテント設営」を追求してみませんか?
コンテナ活用で「隠す収納」を!
キャンプ場で、周りのキャンパーさんを見るときに目に入るのは、テントやタープ、チェアー、焚き火台、ラックに並んだ雑貨、といったところでしょうか。
ここでは、雑貨対策について考えてみましょう。
まず、がんばりたくないキャンパーさんは、中身の見えないコンテナを使って、雑貨をそこへ収納しておくとよいのではないでしょうか。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) OD BOX 800 ODB-800 ベージュ
コンテナの中身がどんなにごちゃごちゃしていても、テント周りが散らからないので、すっきりときれいに見えます。
また、ベージュのテントならホワイトのコンテナを選ぶなど、カラーも合わせておくと、テント周りの雰囲気も、しっくりと落ち着きますよね。
使うたびに出し入れするのは面倒ですが、ラックなどにディスプレイするよりは、かたづけや車への積み込みも楽ですよ。
ファブリックはがんばらないキャンプを救う!?
先ほども少し触れましたが、インテリアや雑貨は、テイストやカラーを合わせるだけで、おしゃれ度がぐん!と上がります。
けれど、使いやすさを重視して買ったものや、知り合いキャンパーさんから譲ってもらったものなど、入手方法がバラバラだと、なかなかうまく合わせることができませんよね。
そんなときは、ファブリックに助けてもらいましょう!
ファブリックの色は、いちばん大きなテント、またはタープの色に合わせます。
例えば、緑のテントなら、きみどり、ベージュ、ブラウン、なんていかがでしょうか。
それらのファブリックを、適当な大きさのマルチカバーに仕立て、チェアーにかけたり、テーブルクロスにしたり、コンテナにかけると、統一感のある、スッキリ設営に早変わり!
がんばって、おしゃれなキャンプファニチャーを買わなくても、周りの目なんて気にならない、ステキな設営になりますよ。
ただし、風の強い日は、ファブリックが飛ばないようにヒモやピンで止めるなど、ご注意くださいね。
キャンプは、おしゃれより、安全第一です!
究極の周りの目対策は「完ソロ」
当たり前のことですが、人の目が気になるなら、人がいないときにキャンプをするのがいちばんです。
わたしは主に、関西・四国で、平日にキャンプへ行きますが、5月・8月以外なら、広いキャンプ場でも、私たちをいれて1~5組、ということがほとんどです。
予約の際には、「すいている場所がいいです」と伝えるので、隣にキャンパーさんが来ることは、ほぼありません。
学校やお仕事、ご家庭の都合もあるとは思いますが、平日のキャンプ場はそういう状況なんだな、ということを、頭の片隅にでも置いておいてくださいね。
キャンプセットをレンタルするには
はじめにお伝えした、テントをレンタルできるお店や、手ぶらキャンプができるキャンプ場について、いくつかご紹介します。
宅配でキャンプセットがレンタルできるお店
◆アウトドアレンタル そらのした
https://www.soranoshita.net/
◆アウトドアライフ
https://outdoorlife.camp/shopbrand/ct5/
手ぶらキャンプができるキャンプ場
◆南紀串本リゾート大島(和歌山県)
https://resortohshima.com/tebura
◆レンタルで手ぶらキャンプ/なっぷ【検索サイト】
https://www.nap-camp.com/pages/pickup_pages/p_rental.php#tab_05
知り合いのキャンパーさんにもぜひ声かけを
もし、知り合いにキャンパーさんがいるなら、ぜひ、声をかけてみてください。
ベテランキャンパーさんになると、テントをいくつか持っていることがあります。
古いテントがジャマになっている場合、レンタルくらいの金額で安く譲ってもらえるかもしれません。
テントは、突然の暴風雨など命に関わることもあるので、できればフリマサイトより、信用できる人から譲ってもらうことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「がんばらないキャンプ」のはじめ方、「がんばらないキャンプ」でも周りの目を気にしなくてすむ方法などをお伝えしました。
キャンプは、大人でも、子どものころのわくわく感を思い出す、とても有意義なものです。
周りの目を気にしてキャンプをはじめられない、または右にならえのキャンプになって疲れるだけ、なんて、とてももったいないはなしなのです。
キャンプ場では、ルールやマナーを守っていれば、自分のサイトで何をしていても、または何もしなくても、自由です。
気張らず、等身大の「がんばらないキャンプ」を、あなたもぜひ、はじめてみませんか?
【データ】
キャンプ場検索サイト なっぷ
https://www.nap-camp.com/
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