7月からはじまったプラスチック製買物袋の有料化。
みなさんはどう対処していますか?
私はこれまでもスーパーの買い物用のバッグは持ち歩いていたんですが、慣れてなくて困るのが服や雑貨を買ったとき。
今までのエコバッグだと大きすぎたり、持ちにくかったり。
あとけっこう困るのがコンビニ。
お弁当などを買ったとき、マチがない袋だとぐらついて「より弁(中身が寄った弁当)」になりそうでヒヤヒヤ(笑)。
ということで、サイズが変えられる、しかもマチ付きにもできるエコバッグを考えました。
サイズはこのくらい。
上にのせてるカタログはA4サイズです。
こちら実は、今持ってるトートバッグにアレンジしてつくることも可能。
アレンジだけしたい方は、材料は【ボタンをひっかけるひも】の生地とボタンだけ、手順は⑧からのみ見てください!
<材料>
生地
【本体】
約46cm × 約46cm × 2枚
【持ち手部分】
約8cm × 約56cm × 2枚
【ボタンをひっかけるひも】
約2.9cm × 約8.4cm × 2枚
約2.9cm × 約4.9cm × 1枚
※生地のサイズは好みに合わせて調節してください
ボタン 直径18㎜ぐらいのもの 3個
縫い針 1本 ・ まち針 5本ほど ・生地の色に合う糸
目次
①生地を裁断する
下の図のように本体、持ち手、ボタンをひっかける部分の布のサイズに印を付け、切り取ります。
【本体】
【持ち手】
【ボタンをひっかけるひも】
赤い線ができあがりサイズ、青い線が切り取る線です。
②本体を縫う
【本体】の布を中表(両面とも裏側が見えている状態)にしてまち針で留め、開口部以外の部分を縫います。
下の赤い点線の部分です。
③②で縫った部分の縫い代を折り返して始末する
この手順は面倒な人は飛ばしても大丈夫です。
私はカバンの内側で布の端がほつれてきたりするのがイヤなので、さっきの縫い代の部分を三つ折りにしてまつり縫いにしました。
布の耳があるところは、二つ折りでOKです。
まつり縫いとは、
布の裏から針を出して、
下の布をちょっとすくって、
また布の裏から針を出して・・・という縫い方です。
ぜんぶまつり縫いしたところ
④持ち手を縫う
【持ち手】の布を中央で半分に折り、下の点線の部分を縫います。
縫えたら表に返すのですが、今は穴が最後まで通った筒の状態ですね。
このままだとひっくり返せないので、仮にどちらかの穴をふさいでおきましょう。
ということで、玉結びも玉止めもせずにどちらかの端を縫います。

⑤持ち手を表側にひっくり返す
持ち手の穴をふさいだ方の端に鉛筆など細長いものを突っ込み、布をググッとたぐり寄せながら奥まで突っ込み切ってください。
チャコペンを突っ込んでます
最後まで行ったら、先ほど穴をふさいだ部分の糸を抜きます。
糸を針でちょいちょいと出して、
糸を抜き取ったら、内側に入っていた生地を外に出します。
⑥持ち手を本体に付ける
③の本体に⑤の持ち手を下の図のように置きます。
本体の開口部の端を三つ折りにし、持ち手の上からかぶせるようにします。
そして、また三つ折りの端をまつり縫い。
もしくは上の写真の赤い点線の部分をまっすぐ縫います。
反対側も同じようにしましょう。
⑦持ち手の付け根を縫う
本体を表に返して持ち手を上に出し、点線の部分を縫って持ち手がしっかり上を向くようにします。
反対側も同じようにしてください。
トートバッグが完成!
ここからあとはサイズを変更できるようにするための手順です。
⑧「ボタンをひっかけるひも」をつくる
【ボタンをひっかけるひも】の生地をできあがり線で折り、アイロンで型をつけます。
四隅はこのように切り取っておきましょう。
そして「コの字とじ」します。
「コの字とじ」とはこちらの手順③「ひも部分を縫う」をご覧ください。
残りの2本のひもも同じようにします。
なお、コの字とじの最後まで縫ってもまだ糸が長めに残っていたら、玉止めせずそのまま次の工程へ!
玉止め、玉結びの作業がいらず、結び目を布の中に隠す必要もないのでラクです。
⑨⑧の長い方のひも2本の真ん中を縫いとじる
⑧でつくった長さ7㎝の方のひも2本を半分に折り、写真のようにボタンが通る部分を残して真ん中を縫います。
縫ったのは赤い線の部分で、下から上へ。
上端まで行ったらもう一度もとの位置まで縫い戻ります。
ここでも糸が長めに残っていたら、そのまま次の工程へ。
⑩ひもを本体に付ける
まず⑨で二つ折りにした方のひも2本をカバンの底の両端に付けます。

⑨の縫いとじ方と同じ方法で縫い付けます。
最後は糸を内側に通して・・・
裏で玉止め!
短い方のひも1本はカバンの底の中央に写真のように置いて縫い付けます。
アップにしたところ
⑪ボタンを付ける
いよいよ最後の工程!
ボタン付けですが、まずは位置決めが重要。
カバンの底を三角に立体的に折って持ち上げ、まち針で留めてみて、マチや大きさがちょうどいいところを探します。

そしてこの時にボタンが留まる位置に印を付け、ボタンを縫い付けます。
ちなみに、私の場合はカバンの上端から下に17㎝ぐらいのところでした。
両方の端を同様にしてください。
真ん中のボタンは、マチをつくらずに、平らな状態で折ってサイズを小さくしたとき留めるためのもの。
こうなります
このボタンの位置を決めるときは、まず上の写真のように平らにカバンの底を折り、両端のボタンを留めます。
そして上の写真のように中央のボタンを付けるのにちょうどいい位置に印を付け、ボタンを縫い付けます。
⑫完成!
マチありのときの図
ボタンを全部はずしたときの図
いかがでしょうか。
自分の好きな大きさ、好きな柄の布でぜひつくってみてください!
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