イカが怒って立ち上がる!?トラウマ級に衝撃すぎたイカ活き造り

イカ活け造りイメージ写真

皆さんは、「イカのお刺身の食感」というと、どんな感覚が浮びますか?

ねっとり?こりこり?

実は、「パリパリ」と表現されるイカのお刺身があるんですよ。

今回は、パリパリイカの活け造りを求めて、函館へ行ったときの衝撃体験をご紹介します!

新鮮なイカを求めて函館へ!

イカ活け造りイメージ写真イメージ【写真AC】

突然ですが、イカの鮮度の見分け方をご存知ですか?

イカにはいろんな種類がありますが、多くの種類で、鮮度が高いものは透明、少し時間をおくと茶色、さらに時間がたつと白くなるそうですよ。

イカの産地でもない限り、透明のイカなんて見る機会がないように思いますが、なんとなく「パリパリイカ」は透明なのでは……、という予感。

確証もないままに、私たち夫婦は、パリパリイカを求めて函館へ向かいました!

6月のイカは「真イカ」

函館についた私たちは、さっそくイカ料理のお店へ。

訪れたのは6月だったので、ヤリイカではなく「真イカ」の活け造りを注文しました。

「透明のパリパリ、早くこないかな~」、なんて待つこと数分。

思っていたのと、少し、違うものが運ばれてきました。

怒られながら食べる子どもの気持ち

こちら、テーブルに運ばれてきたイカさん。

イカ活け造り

皿からたれている足が、微妙に動いてるんですけど……。

そして、たぶんこっち向いてますよね、この子。

さらに、バッサリ切られた頭(胴)から脳みそ(肝臓)が見えてて怖いんですけど。

「これが本場の活け造りか」、と腹をくくり、箸を近づけると……。

光った!?

チカチカ~って、光った!威嚇してる!?

しかも、足をバタバタさせて、めっちゃ怒ってるんですけど!

「活け造りにしょうゆを垂らすとナトリウムと筋肉細胞が反応して動く」と聞いたことがありますが、しょうゆはかけてないし、さわってないし!

絶対、この目、見えてるやん……。

歩くのかと思う勢いで立ち上がった!

正直、もう、怖くて食べる気しないんやけど、残すわけにもいかないので、もう一度箸を近づけると、今度は立ち上がった!?

10本の足をばたつかせ、チカチカ光りながら、立ち上がったんですけど!お皿の上のイカが!

イメージはこんな感じです。

◆切られてもまだ動くイカ@函館朝市/jorham73さん

 

その後は、箸を近づけてはイカが立ち上がり、イカが立ち上がっては、私も立ち上がる、の繰り返し(恐怖心からの反射です)。

もう、コリコリだか、パリパリだか分からないまま、本体(?)にキレられながら、手前のお刺身をなんとか完食。

手前のお刺身を食べたら、本体(足)の部分はあとで揚げたり炒めたりと調理してくれるので、すぐに店員さんを呼んで、唐揚げにしてもらいました。

ちなみに、このときのショックは大きく、食べたものの味などは一切覚えていません。

常連さんで賑わっているようだったので、おそらくおいしいお店だったのではないかと思います。

なにより、新鮮であることは間違いないです!

イカの産地は函館以外にも

イカの産地は函館だけではなく、東北や九州も主な産地となっています。

佐賀県唐津市の呼子なども有名ですね。

旬の時期はイカの種類によっても違いますが、例えば、ケンサキイカは夏、ヤリイカは冬~春先、スルメイカは一年中、日本列島周辺を回遊しているといわれています。

また、コウイカは身が肉厚で軟らかくうまみが濃い、富山湾でとれるホタルイカはお酒のおつまみにピッタリなど、特徴も知っておくと料理をする時に便利ですね。

余談ですが、以前、母が「アカイカの足買ってきたわ~」と言っているのを聞いて、「なんで足だけなん?」と不思議に思ったんですが。

アカイカは、胴の長さだけで80㎝になるものもあるそうです。

確かに、足だけで十分そうですね(笑)

イカは皮付き調理が正解

イカには、コラーゲンがたっぷり含まれていますが、その9割は皮にあると言われています。

イカのコラーゲンは、動物性・植物性の要素を兼ね備えた理想的なもので、豚などの動物性に比べて7倍も吸収率が高いんですよ。

ぜひ、皮付きで食べられるメニューを選んで、皮ごといただきましょう!

まとめ

いかがでしたか?

今回は、衝撃だったイカの活き造りのエピソードをご紹介しました。

活け造りはもう食べることはないと思いますが、今でもイカは大好きです!

イカは、冷凍しても味が落ちにくいそうなので、おいしい時期、食べ方を調べながら、これからもおいしくいただきたいと思います!

 

【出典】
全国のイカ 人気ランキング/ぐるたび
イカが旬の季節はいつ?/家事っこ
おいしい時期を逃さない!「イカ」の旬と産地を種類別にご紹介♪/macaroni
◆『その調理、9割の栄養捨ててます!』(【監修】東京慈恵会医科大学付属病院栄養部 世界文化社)