LIXIL?TOTO?迷うよね~トイレリフォーム顛末記②

ごきげんよう。マダムYummyです。

STAY  HOMEが長く続いたせいか、家を快適にするリフォームの件数がグンと伸びているそう。うちもやるか!と前のめりに。

わが家は築30年で、手つかずだった1階部分のトイレのリフォームをすることにしました。理由は何かと来客が多いため、感染が気になることもありますが、この鬱々とした気分を晴れやかにしたい!というメンタル面もあります。

LIXIL?TOTO?迷うよね~お風呂リフォーム顛末記①

◎今使ってるトイレ、気になるワン、ツー、スリーは?

1.ひと昔前のTOTOウォシュレットに、床はタイル貼りでブラシでゴシゴシ洗うタイプ。

BEFORE

BEFORE:TOTOウォシュレット(タンク式)は15年前にトイレ本体は入れ替えています。温水洗浄トイレは10年~15年が買い替え時でもあるのだとか。加えて壁も床もタイル貼りです。床のタイルは小学校のトイレのように、水を流してゴシゴシ洗うタイプです。そのためトイレにビニールスリッパ(便所スリッパ)は欠かせず、これが嫌でもありリフォームしたかったわけです。

AFTER

AFTER: 床は板張りに変えて、棚はウッディーな感じにペイントしてもらいました。夫と息子の尿の飛び跳ねが気になるので、床材も木目に見えていますがトイレ用です。右上の茶色の半円ボックスはストック収納庫。スペースを取らずに便利です。トイレットペーパーは、洗浄水をよく吸うタイプと普通タイプのダブルホルダーに。

 

2.手洗いも自動出水に替えたい。手拭きはタオルじゃなく、ペーパータオルにしたい。

BEFORE

BEFORE: 手洗いは壁に半埋め込みタイプで、レバープッシュで7秒くらい出水して止まるタイプ。タオル掛けはあるけれど、ペーパータオルを置くスペースがなくて。「全部やり替えるとなると、タイルをはつる(剥がす)のが大変なので、上から貼って板張りにしますか?」とは工務店の担当のお話。私は30年経過しても目地といいタイルといい。傷みが少なかったので、取り換える手洗い側の壁は板張りにし、あと3方の壁はタイルを活かしてレトロ感を残すことにしました。

AFTER

AFTER: 手洗いの壁は、埋め込み型をはずすとごっそり穴が開いてしまうので、木目板を全面に貼って隠しました。木目に見えていますが、手洗い用なので自動出水の水ハネも安心です。右窓下にペーパータオルと自動ハンドウォッシュを置く棚も設置しました。

 

3.”どこにも触れないで!”ほしいから、トイレも自動開閉、自動洗浄にしたい。

新しいホテルやレストランに行くと、トイレの蓋の開閉も用を足した後の洗浄も自動で行う機能を備えたものに出合います。家がこのタイプだと、お客様を迎えてもどこにも触れずに用を足し、手洗いして出ていただける。ドアノブは自動ではないので仕方ないのですが・・・。感染するウイルスの蔓延は、社会システムも変えましたが、家庭での暮らし方にも影響を与えたといえます。この機能は、LIXIL、TOTOのどちらにも備えた機種があります。

 

◎【さぁ、さぁ、どっち?の選定に入る】

カタログを取り寄せるところからスタートしました。なんならショールームに見に行く?とも思ったけれど、トイレはホテルやレストランでLIXILやTOTOに出合うことが多いから、コロナ禍に予約してまで行くことはないかと断念。カタログを見比べて、機能を知るところから始めることに。LIXILならSATISだし、TOTOならNEORESTかなぁと、上位機種を見てしまう私。え~いままよ、とお財布事情はさておき検討に入りました。

リフォームの落とし穴!自由に好きな機種は選べない!?

トイレの機種を決める前に、リフォームだからこそ、最大の注意を払わないといけないのが排水管と汚水管の位置。タンク式ウォシュレットをそのままタンク式に置き換える場合はまだしも、水を貯めるタンクのないタンクレスをリフォームで選ぶとなると、縦サイズが14cmも短くなるから、汚水管の位置や排水管の位置の確認が重要で、これは専門家である工務店の担当に見てもらうしかない。カタログを見ると、排水管が床と壁に分かれているし、リトイレ(入れ替えリフォーム)も選べる機種が限られてきます。うちは戸建て1階のトイレで、タイル床の上に廊下と同じ高さの板床を作るため、汚水管の位置を床下で少し動かせるということで、タンクレスを選ぶことができました。

◎気分は孫悟空?”浮遊するトイレ”を見つけた!

各社のカタログをパラパラ見ていると、なんと足もとのない宙に浮いたようなフロートトイレに目を奪われました。「これ見た目もすっきりだし、掃除もラクやん!」と、工務店の担当に、これにしたい!と伝えました。耐荷重も200㎏と、浮いてる割りに体重かけても大丈夫と書いてあったので、ますます乗り気に。でも工務店の担当は「これは排水管の汚水管も背面の棚の内側にまとめて設置する方式なので、新築でしか無理です」とにべもない返事。そうなのか~と未練たらたらでしたがあきらめて、素直にタンクレスのSATISかNEORESTから選ぶことにしました。

LIXILの「フロート トイレ」

TOTOの壁掛け式トイレ「レストバル」

「空間をつくる」がLIXILのコンセプト

LIXILのコンセプトは「空間をつくることで、気持ちを満たす」こと。SATISは発売から20年の歳月が過ぎ、トイレのスタンダードに成長してきたブランドです。色もシックなカラバリでインテリアとしてもかっこいい。新しいSATISはトイレを単に用を足す場所ではなく、住空間の重要なファクターと捉えるにはぴったりの機種といえます。扉のない開放的なトイレっていいなーと夫に言ったら、落ち着かないからそれだけは勘弁!ですって。

トイレとして大切な掃除はラクか?についてはLIXILのSATISは、尿石や水道水に含まれるカルシウムの付着を防ぐAQUAセラミックが売り。トイレで気になるさぼったリングの原因となる汚物による汚れ、細菌が作る黒ずみ、ガンコな水垢がツルンっと落ちるそうだけど、果たして???カタログで見切れない部分は、ネット検索して動画でも見られるところがさすがに大手メーカーは至れり尽くせり。取り付けた場合の事例集も豊富で、0.6坪相当のうちならどうなる?という想像がしやすいのも良い。

LIXILのSATISの長所
①SATISの驚いたところは、洗浄ノズルがお尻用とビデ用の2本があること。考えてみれば、お尻用と共用ノズルでシャワーの角度だけを変えるビデって、清潔なの?という疑問に、LIXILはしっかり答えているといえる。

②しかもお尻用もビデ用も先端ノズルを交換することができるの。ポンと抜いて、カチッと差し込んで交換できるのって、掃除していても汚れやすいから交換できるのはいいでしょ。

「レストルーム」がTOTOのコンセプト

TOTOのNEORESTは、カタログの表紙キャッチもRESTROOMと書かれていて、トイレのレストルームとしての快適さ、コーディネートの楽しみをアピールしています。SATISと比べると、TOTOは「THEトイレ」という感じ。レストルームの真ん中にすっきりフォルムのトイレが鎮座してる感じです。

昔のウォシュレットに比べると、節水・節電力が大幅にアップしているからお財布にもやさしい。TOTOウォシュレットの「ワンダーウェーブ」は、「1秒間に100個の水玉」が、ピンポイントに当たる設計で、これが節水の工夫でもあるそうです。

LIXILとTOTOに共通するのは

1.節水型で水道代が安くなる!
よく「トイレのリフォームをしたら、水道代が安くなった」と聞いたことありませんか?東京都水道局の平成27年度の「一般家庭水使用目的別実態調査」によると、家庭での水の使われ方は1位お風呂40%、2位トイレ21%、3位炊事18%、4位洗濯15%、5位洗面・その他6%となっています。家庭の水道使用量のおよそ1/4がトイレで使われていることがわかります。TOTOの調べによりますと、2006年のウォシュレットは1回に6リットルの水が流れていたそうですが、現在は大で3.8リットルと節水化が進んでいます。10年前のトイレから最新のトイレにリフォームしたとしても、水道の使用量で約40%の節水効果が期待できるということになります。ただ、私は息子が2階のトイレで大便のときにペーパーを使いすぎて、配管詰まりを起こした経験があるので、節水型は大便のときはこまめに流すなどの、使うコツがいるかも?と思っています。

2.除菌水が流れてめっちゃ清潔やん。
LIXILもTOTOも使用後に、除菌水がボウルに流れて除菌し、サボったリングがつきにくい工夫がされています。SATISはプラズマクラスターイオンのマークがついて除菌水がボウルの付着菌を除菌する仕組みになっています。TOTOは除菌成分をもつ「きれい除菌水」を水道水を電気分解することで生成し、排泄のあとだけでなく、センサーが人を検知してフタが開いたとき、排泄前にも除菌水が自動で流れます。

TOTOのNEORESTの除菌システム

LIXILサティスの除菌システム

◎さぁ、そろそろ結論です!
LIXILとTOTO、トイレのリフォームはどっち?

2021年にリフォームしたのですが、私はTOTOを選びました!!理由は2つから。

1.掃除の回数が減る!!
TOTOの製陶技術で便器の焼き締めの仕上げコーティング技術が違う!のです。これは「セフォオンテクト便器」といわれ、汚れがツルッと落ちてきれいが長持ちします。フチ裏がない<フチなし形状>になってるから、掃除しやすい利点もあります。LIXILにも「アクアセラミック」技術があり<フチなし>なのですが、友人たちの口コミを聞いても、やはりトイレの横綱はTOTOということで、伸びる大関のLIXILは選びませんでした。

2.カタチが美形なんです!
写真を見てもらってもわかりますが、全方位に突起がなくて、キレイなんです。別に狭いトイレなので、こんな横から見るアングルはあまりないのですが、TOTOの力の入れようが伝わるようでしょ。このネオレストNHは、TOTOの最高峰。お値段もお高いので、うちは予算の都合でネオレストAHに決めました。LIXILは色展開が豊富なのですが、私はトイレは白でいいやん!と、カラバリにはこだわりませんでした。

◎【使ってみて3か月、私の選択は正しかった?】

リフォームを終えて、実際に使ってみると、便器の汚れないことにびっくり!です。とにかく主婦を困らせるサボったリングが出ない!うちは毎月、ダスキンさんに掃除を依頼しているのですが、リフォームから3か月が過ぎましたが、ダスキンの出番がないくらいお利口さんです。全自動なので、家族以外の来客であっても誰もトイレで何も触れないで快適に用を足せることに大満足をしています。願わくば手洗いをひと回り大きなボウルにしたらよかったかな、とは思いますが、その分立ち位置に余裕ができたので終わり良ければ・・・ですね。


同居していた亡き母が選んだタイルもそのまま残せて、この「昭和レトロ×令和モダン」な感じが気に入ってます。床は板張りで掃除機がかけやすくなったことも嬉しい。進化が著しいトイレ業界ですが、リフォームしてほんとうに良かったと思います。皆さんもリモートワークが増えたこの頃、自宅のトイレを快適にするのはいかが?

リフォーム顛末記①お風呂編もご覧ください♪
LIXIL?TOTO?迷うよね~お風呂リフォーム顛末記①