2023年4月 書評テーマ「いまどきミステリー」

こは、架空老舗書店の晴天書房。私はお店番のあんずです。

湊かなえ、東野圭吾、誉田哲也、宮部みゆき・・・
世の中には読みだしたら止まらない・・・・面白い!ミステリー小説が溢れていますね。

ミステリー小説の中でも、今回は今っぽいお話を集めましたっ

お店の常連さんに、おすすめの本を聞きました。

晴天書房の常連たち

ミステリーが好き! YUMMY
警察小説の中でも、姫川玲子やアゲハなどの女性刑事ものが好き。海外ならピエール・ルメートルのヴェルーヴェン警部にハマった。

実は就活未経験 よっすー
日頃陰惨ミステリーばかり読んでいることに気付かされるテーマでした。とはいえ近頃の物騒なこと、小説って平和ですね。

平凡で幸せな毎日が歪み
ざわつき始める。

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【あらすじ】家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が訪問した家族の異変に気づく「惨者面談」、不妊治療の末、子を授かった夫婦の順風な生活に、夫の精子提供によって生まれた子が現れて「パンドラ」など、日常に潜む“歪み”から黒いシミが広がっていくようなミステリーに心ざわつかされる短編5篇を収録。

プレゼンテーター:
ミステリーが好き! YUMMY
平凡な毎日のちょっとした歪みなんて、忙しさにかまけてやり過ごすけれど、これを読むとそのザラつきにこそ落とし穴の闇が潜んでいる。

5年ぶりに学生時代の親友3人とリモート飲み、近況や学生の頃の与太話をしていると、メンバーの1人から、これからリモート飲みの相手である親友を殺しいくというチャットが入る。慌ててリモートを続けながらこっそりチャットでやりとりするうち、凍りつく事実が判明していく「三角奸計」。

これまで私もリモート飲みはやっていたし、リモートツールやWiFiの繋がり具合で、相手の声と表情がかみ合わないことは経験済。でもそのリモートを使った犯罪が企てられるとは・・・身の毛がぞわぞわするストーリーは他に「ヤリモク」「#拡散希望。」など。

今どきならではの物語で、自分事として怖さが迫る!
2023年「本屋大賞」ノミネート作品

リモート犯罪・・・。現代ならではの発想ですね。

この発想はなかった!!
唯一無二の就活デスゲーム

【あらすじ】成長著しいIT企業「スピラリンクス」の新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。

プレゼンテーター:
実は就活未経験 よっすー
うまいミステリのお手本のような作品。血は一滴も流れないのにハラハラドキドキ、伏線も巧妙で再読必至だ。

登場人物は厳しい選考を勝ち上がってきただけあって、全員優秀で人間性も素晴らしい。たちまち意気投合する彼らだったが、スピラ側は突然「一人しか採用できなくなったから、誰にするか六人で話し合って決めてね」と採用を就活生に丸投げするのである。そしてここから人狼ゲームさながらの心理戦が始まるのだ。最終選考の朝、匿名で届けられた六人それぞれへの告発文という形によってー。

入社してから「話が違う!」と愕然としたり、面接詐欺のような新人がいたり、思えば就活とは嘘と嘘が交差する、ミステリーにうってつけの劇場だ。就活用に取り繕った上辺と、後ろ暗い封筒の中身を月の表と裏に喩えるのも計算が効いていてとんでもなく巧い。裏切りがテーマ、と思っていたら裏切られます。今まで読んだことのないようなミステリーを求めている方に断然お勧めの青春小説。

就活デスゲーム!?このフレーズだけで怖くなります。。。

ご紹介した本まとめ

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いかがでしたか?ミステリーと言っても、いろいろなジャンルがありますね。今回は比較的新しい本でしたねっ。皆さんもぜひ読んでみてください!