ハイボール飲む?それならレシピはコレ!「BARで教わったポテトサラダ」

ごきげんよう。マダムYummyです。

BARで飲むハイボール、美味しいですよね。

私も広告業界に入りたての頃、よく先輩にミナミにある吉田BARに連れていってもらいました。関西屈指のバーテンダー、吉田芳二郎さんの入れるハイボールがめちゃくちゃ美味しくて、グラスホッパー、ギムレットといったカクテルや食後にフランボワーズを小さなリキュールグラスでストレートで飲む楽しみを学びました。もうお亡くなりになりましたが、蝶ネクタイでピンと背筋を伸ばしたお姿が絵になる人でした。

吉田芳二郎さんが書いた「洋酒入門」(1968年)はバイブルでした。

時は流れて、今もBARは大人が憩う場所で、仕事の後の一杯はもちろんですが、家に帰るまでの間隙にぼーっとしたくて通っています。そんなとある日、本町のお気に入りのBARで「お酒に合うポテトサラダ」をいただく幸運がやってきました。BARの美人アシスタントYさんの手作り。旨い!!と感動して、これは夫にも食べさせてあげようと聞き込んだレシピで作ってみました。

 

●BARで教わったポテトサラダ

ポテトは家にあった男爵芋(試食したのはきたあかり種)、ほんとうはお湯を沸かして茹でるのだけれど、そこは超!かんたんの手抜きレシピゆえ、電子レンジでチンして作ります。

ポテトサラダはわが家では息子が好きなメニューだったので、きゅうりやハムを入れて作っていたけれど、ノンノン・・・お酒のアテにはじゃがいもとたまねぎのシンプル構成で!じつは完成してから、茹で卵を入れると聞いたのに忘れた!事件もありましたが、なんのそのベースの美味しさが際立ち大人感が増しましたよ。ポイントは粒マスタードを使っていることと、レモンの爽やかさでしょうか。どうぞ騙されたと思って作ってみて。ハイボールやビールに合うこと間違いなしです。

 

●材料

材料(2人前)

じゃがいも(中)  2個

たまねぎ      1/2個

マヨネーズ   大さじ1

レモン     小さじ1

粒マスタード  小さじ1

塩・黒胡椒    適量

 

※マヨネーズは燻製タイプですと風味が増します。もちろん普通のマヨでもOK!

 

●作り方

① じゃがいもは皮ごと洗って、1個ずつラップをきっちりかけて、それぞれ3分20秒(600W)ずつチンする。(レンジの真ん中において、1個ずつチンしてくださいね。2個すると熱の回りにムラができるので要注意) 

 

② たまねぎはスライスしてから、辛味をとるために電子レンジで30秒チンする。新たまねぎの場合はスライスして水に20分くらいさらしてザルにあげておけばOK! 

 

③ チンしている間に、レモンを絞って果汁をとる。

★この絞り器は”革命”と商品名に入る通り、とても使いやすい優れもの。女性の握力でもレモンを絞りやすく、人気のレモンサワーもすぐにできますよ。サッと洗ってふせるだけも◎

 

④  じゃがいもが熱いうちに皮をむき、粗切りしてボールに入れすりこ木などで潰す。

キッチンペーパーにのせると、熱くてもむきやすい

 

⑤  ④の粗熱が取れたらたまねぎを加え、マヨネーズ、レモン、粒マスタードを入れて、塩・胡椒を軽く振り混ぜ合わせる。

 

⑥  器に盛り食べる直前に、黒胡椒をミルで挽いていただく。この黒胡椒が味を引き立てるポイント。

 

 

 

●合わせるお酒

シーバスリーガルのハイボール

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ハイボールは、ウィスキーをソーダで割ったものですが、日本では1950年代にサントリーが「トリスでハイボール」の提案をして流行させたと云われます。それから浮沈を繰り返し、2008年に「角ハイボール」で復活させたことで、今も日本でずっと愛される飲み物になりました。そういう意味では、サントリーの宣伝力ってすごいですね。キューバのモヒートを流行らせたのもこの会社ですからね。私はスコッチウイスキーで作るハイボールが好きで、家でもBARでもシーバスリーガルの武骨さがなく飲みやすいブレンデッドを選んでいます。黒胡椒香る大人のポテトサラダと合わせたら、ぐびぐび~っとお酒が進んで困っちゃう。

 

●YUMMYのほろ酔い、酒日記「バブル前夜」

私が駆け出しの頃、1980年代は世の中は好景気でバブルへ向かうイケイケの世相でした。男女雇用機会均等法も施行され、女性が働くのは当たり前になり、お酒も嗜むしゴルフや麻雀、競馬も、男性と同じように楽しんできました。BARの文化に触れるようになったのもこの頃から。関西財界の紳士たちが夜ごと集うロイヤルホテルの「リーチバー」にも女性客が増えていました。ヘミングウエイが愛したダイキリ、チャンドラーの小説に出てくるギムレット、007ジェームズ・ボンドのマティーニ・・・とカクテルが美味しくて、お酒を片手に時を忘れて映画や小説の話に花を咲かせる、コロナ禍では不謹慎になってしまった贅沢な時間が懐かしいです。

 

 

 

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