ますますマスクの需要が高まっていますね。
新学期からは子どものために「手作りマスクの普及を」と呼びかけられていたりもします。
でも「手作りといわれても、どうやって作るの?」という方のために、今あるマスクから布マスクを増やす方法をご紹介します。
布マスクをつくる生地は、息がしやすいガーゼ生地がおすすめですが、これも手に入りにくくなってます。
ない場合は、ガーゼハンカチや手ぬぐいを使いましょう。スムース生地などもガーゼ生地の代わりになりそうです。
<材料>
ダブルガーゼの生地:105~110cmぐらいの幅の布を長さ約40cmぐらい
(マスク約5枚分)
マスク用のゴム:マスク1枚あたり 約60cm
目次
①型紙をつくる
手持ちのマスクを半分に折り、鼻から口にかけての線が左、耳側が右に来るように紙の上に置き、形を写します。
後でこの形を倍にして切り取るので、紙の左半分に描いてください。
よれよれのマスクでスミマセン
上の写真は布製のマスクですが、こういった↓立体マスクなら紙製などでも型紙が取れると思います。
ひもの部分は避けて後で形を整えましょう。
その後、ゴムを通す場所をつくるため、耳側の部分に幅1cmほど追加します。
②紙を半分に折って型紙を切る
①で形を描いた紙を右端の線で折り、折った部分以外の線をハサミで切り、開きます。
↓
ちなみに、私がつくった型紙はこんな大きさでした。下記の場所の長さを参考にしていただければ、だいたい同じような形がつくれると思います。
③生地に型紙を当て、写す
生地の裏側にできた型紙を置き、形を写し取ります。縫い代分を考えて、周りに1~1.5cmほど布が余るように型紙を置いてください。
型紙を写す時はまち針で留め、描いている最中に動かないようにしましょう。
下の型紙の方が大きく見えますが、撮り方が悪いせいです(・・;)
④縫い代を加えて切る
さっき描いた線に縫い代1〜1.5cmぐらい加え、切り取ります。
⑤2枚を合わせ、両端を縫う
2枚を裏表にして(両面とも線を描いた面が見えるようにして)合わせ、まち針で留めます。このとき、2枚の布で上下が逆にならないように注意してください。
その後、左右の端のカーブだけを線に沿って縫います。
縫い終わって玉留めする前に、親指と人差し指で布を挟んで縫い目をなぞり、平らにしておきましょう。
これをしないとぎゅっとギャザーが寄ったようになってしまい、表に返したときひきつれてしまいます。
こんな感じに
特にガーゼはやわらかいので、縫っている最中に布が寄ってきてしまうことも。糸を引っ張るときはやさしくそっと引っ張りましょう。
⑥布に数か所、切れ目を入れる
両端が縫い終わったら、上下、左右のカーブに写真のように切れ目を入れます。
上下は内向きのカーブなので、切れ目を入れることでひっくり返したときの布が引きつれるのを防ぎます。
左右は外向きのカーブですが、返した時に布が余ってしまい、もたつくのを防ぐために切れ目を入れてます。
⑦上下のカーブに折り目を付ける
上下のカーブの線に沿って折りながらアイロンを掛け、折り目を付けます。
⑧表に返して中心をずらす
表に返したら、左右の縫い目が真ん中に来るように布をずらしてまち針を留めます。
⑨マスクの上下を縫う
マスクの上下の端から5mmほどのところを縫います。
⑩両端にゴムが通る場所を縫う
口に当たる方の面の両端約1cmを折り、ゴム通しの場所を作ります。
裏表まったく同じ形なので、どちらを口に当たる面に持ってきても大丈夫
ゴムが通る場所をしっかり確保したいので、まつり縫いで縫います。
まつり縫いとはこんな感じで、上側に来る布の内側の端を少しすくって縫い、
↓
下側の布を少しすくって縫い、
というのを繰り返す縫い方です。
表に縫い目が見えないようにしたい人は、二重になっている生地の裏側の方だけを針ですくうようにしてください。
⑪ゴムを通して完成!
先ほど縫った場所にゴムを通し、使う人の顔の大きさに合わせてゴムを結んで切ります。
完成!
結び目はできればゴム通しの場所に隠すと見た目がきれいです。結び目が大きいと、なかなか中に入ってくれませんが…
小5の息子が使うとこんな感じです。
かなり広範囲をカバーしてます。
息子も花粉症なので、これでなんとか乗り切れるでしょう。
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