3D酔い(ゲーム酔い)ってどんな状態?対処法は? 実体験をもとに解説!

こんにちは。

おうちで過ごす時間のお楽しみといえば、ついゲームやYouTubeになってしまうという人も多いのではないでしょうか。

うちでも休みの日は、家族そろってこの無限ループになってしまっています。

そんな中で新たに出会ったゲームの弊害「3D酔い」

最近では立体的に精巧に作りこまれた世界で、視点も自由自在に動かせるゲームも多いですよね。

そこでいわゆる乗り物酔いのような状態になってしまうのが「3D酔い」。

実は、私自身がこれにかかってしまいました…

その辛かった経験を踏まえ、3D酔いの特徴と対処法をご紹介します。

3D酔いって何?症状は?

そもそも3D酔いとはどんな症状なのでしょうか?

それはVRや映画などで立体的な映像を見たり、3D映像で構成されたゲームをプレイしたときに起こる、乗り物酔いのような症状のことです。

ゲーム酔い」や「画面酔い」、「映像酔い」と呼ばれることもあるようです。

その症状は軽度と重度に分けて紹介されることが多く、以下のような症状が起こるといわれています。

<軽度>
あくび、眠気、疲労感

<重度>
頭痛、めまい、吐き気、冷や汗、顔面蒼白、動悸、軽度のパニック

後に紹介しますが、私の「3D酔い」の場合はめまいと吐き気がありました。

この基準で行くと、重度だったようです…。

3D酔いはなぜ起こる?

原因は、私たちの体の「空間知覚のメカニズム」にあるそう。

普段、私たちは自分の位置や揺れ、傾き、加速・減速といった空間情報を、視覚と、内耳の三半規管や耳石と、筋肉や関節、という3つの器官で感知しています。

耳の中の構造はこんな感じ。三半規管はカタツムリの角みたいなところですね。

そしてそれらの情報が脳で統合され、今までの経験に当てはめて空間を認識しているのだそうです。

これに対して3D映像は視覚からの情報のみ。

意識が没入することによって揺れや加速、傾きなどを実際に体験しているように感じますが、実際には体は動いていません。

つまり内耳や筋肉・関節ではこうした動きを感知していないため、脳が混乱して自律神経が乱れ、めまいや乗り物酔いのような症状が起こるということです。

3D酔いの原因、私の場合

私が「3D酔い」を起こした原因となったのは、スイッチでプレイしていた「ヒューマンフォールフラット」というゲームです。

ふにゃふにゃの人間を操作して、いろいろな物体をつかんだり、押したり、投げたり、どこかに飛び乗ったりしながらゴールへの道筋を解いていくパズルゲームです。

かがんで物体をつかむとき、上を向いてどこかに飛び移るとき、方向転換をするときなど、実際に自分がその動作をしているかのように視点が動きます

この動作がスムーズにいけばそれほど酔うことはないのですが、いかんせん体がふにゃふにゃなので思い通りに動かせない。

結果、視界がぐらぐら動きまくり、気持ち悪くなりました。

ただし気持ち悪くなっているうちは、すぐやめていたのでまだよかったのです。

慣れてきて長時間プレイできるようになってから、本当の困難が待ち受けていました。

3D酔いの症状、私の場合

症状に気づいたのはある日の夕飯の時。

食卓を囲み、向かいの家族の顔を見たり、手元のおかずを見たりしていると、なんだかいつもと感覚が違う。

視線を動かすたびに頭がクラクラする感じ

おかしいな~とは思ったのですが、それほどひどくなかったので疲れているのかな?と放っていました。

翌日、ゲーム後にまた頭がクラッとしたので、これはいかんと少し休息を取るため眠ることに。

起きたら少しマシになった気がしたので、このときも「まあ大丈夫か」と思っていました。

ところが3日目あたりから、休息を取ったり、一晩眠ってもクラクラが取れなくなってきたため、慌ててヒューマンフォールフラットを自分で「ドクターストップ」にしました。

もっと前にやめておけばよかった…

いつまで続いた?どうやって治った?

ゲームをやめて時間を置けば治ると思ったのですが、なかなか治らない。

症状が一番きつくなるのは、近い距離で視点が素早く動くとき

食事がまさにそういうときで、手元の茶碗を見たり、おかずを見たり、コップを見たり、目の前にいる家族の顔を見たり、せわしなく見る場所が変わることでクラクラしすぎて吐き気がすることも。

お皿洗いの最中もきつくて、今洗ってるもの、次に洗うもの、スポンジ、蛇口など、こんなに視点を動かしていたのかと、この症状が現れて初めてわかりました。

そして意外な強敵が感染防止のパーテーション

パーテーション越しに会話をすると、間のパーテーションに焦点が合ったり、向こう側の人の顔に焦点が合ったりするため、直接見るのとは違う歪みがあってウッと来る。

移動中は乗り物に乗っているときよりも、歩いているときの方がつらい

歩く振動に合わせて視界も小刻みに上下に揺れ、手持ちカメラで撮った手ブレ映像を見ているときのような気持ち悪さがありました。

結局、ゲームしなくなって4日ほど経っても症状があまり変わらなかったため耳鼻科を受診

めまい止めの薬をもらいましたが飲めばめまいがなくなるわけでもなく、病院に行ってから1週間ほど経って、やっと症状がなくなりました

3D酔いしやすい人って?

乗り物酔いの場合は、三半規管の感受性と前庭小脳が発達し始める4歳頃から始まり、9歳ぐらいにピークになるのだとか。そして20歳ぐらいになると今度は前庭小脳の老化(!)が始まり、反応が鈍くなって年をとるほどに乗り物酔いしにくくなるそうです。

また男性より女性の方が酔いやすいともいわれています。

ただし、3D酔いは経験したことのない刺激のため、大人でも慣れないと酔いやすいそう。特に目からの情報に影響されやすい人は酔いやすく、片頭痛持ちの人も要注意のようです。

ちなみに私は三半規管が弱い方です。車でも後ろの席に乗ったりニオイがあると酔いやすいですし、車やバスで小さな文字など読もうものならテキメンに「うっ」と来ます。

原因はわからずじまいですが、三半規管の異常によるめまいで入院したこともあります。

なので、たぶん乗り物酔いしやすい方は3D酔いにも気をつけた方がいいと思います!

3D酔いの予防法は?

では、3D酔いをしないためにできる対策法とは何でしょう?

調べたところ、次のような方法が出てきました。

モニターのサイズを小さくする

モニターのサイズが大きくなればなるほど、視野に入るのがゲーム画面だけになり、没入感が増して3D酔いしやすいといわれています。

離れてプレイする

モニターを小さくしても、近寄ってしまうと視野に入るゲーム画面が大きくなり、没入感が増してしまいます。

適度に距離を取ってプレイすることが肝心。

部屋を明るくする

モニターを小さくして離れていても、周囲が真っ暗だと結局動きのあるゲーム画面しか目に入らず、没入感が高くなります。

部屋を明るくして静止している部屋の様子が視界に入るようにしましょう。

座ってプレイする

寝転がってゲームをする、という人もけっこう多いと思いますが、うつぶせで腹部が圧迫されると気持ち悪くなる原因に。それにどうしても画面との距離が近づいてしまうのでNG。

また立つと吐き気の原因になる血圧低下につながるし、慣れない姿勢も酔いをひどくしがちなので、座ってプレイするのがおすすめです。

コントローラーで画面を動かし過ぎない

画面が上下左右に激しく動くと、当然酔いやすくなります

なるべくゲーム上の視点を動かさないようにし、画面の揺れを少なくするような設定などあれば利用しましょう。

短時間から慣らす

3D酔いはこれまで経験したことのない刺激で起こるので、徐々に慣らすことで適応できるようになって酔いにくくなるそう。

いきなり長時間プレイせず、短い時間から少しずつ繰り返すといいようです。

三半規管を鍛える

三半規管は、日常の生活ではしないような動きをすることで鍛えられるといいます。

頭を動かし、平衡感覚を養って、揺れやスピードを体験できるものがいいそうです。

その方法とは以下のようなもの。

・目をつぶって歩く
・目をつぶって片足で立つ
・でんぐり返し(前転や後転)をする
・逆立ちする
・後ろ向きで歩く
・つま先立ちをする
・トランポリンをする
・ブランコに乗る

3D酔いの対処法、治療法は?

予防法を知らず、私のように「うっかり3D酔いになってしまった!」という場合はどうすればいいのでしょうか?

対策法は以下のような方法があります。

すぐに視線を画面から外す 

まずはゲームを中断して画面から目を離しましょう

視覚情報と平衡感覚のずれをリセットします。

休憩する 横になる 首を冷やす

ゲームを中断したら、まずはゆっくり深呼吸

横になれる場所があれば仰向けに寝て目を閉じ、頭を動かさない

さらにできれば脳への血流を冷やすため、水に濡らしたタオルなどで首を冷やすのがおすすめです。

治らない場合は病院へ

私のように、休んだりしばらく経っても症状が改善されない場合は病院で診察してもらいましょう。

乗り物酔いと同じく三半規管が原因と考えられるので、まずは耳鼻科を受診するとよさそうです。

3D酔い対処法 私の場合

私も症状が現れたときはとりあえず画面を見るのをやめ、休憩しました。

眠ることができるときは眠った方が症状はマシになった気がします。

あとは気分が悪くなる原因をなるべく取り除くことをしました。

近場で視線がうろうろすると気分が悪くなるので、ご飯を食べるとき、食器洗いをするときはなるべく一点を見つめるように。

歩くときは行く先の遠くの方を見て、少しでも視界のブレが少ないように気をつけました。

パーテーションがある場所では、できることなら向こう側を見ないでなるべく手元を見つめる。

もちろんテレビでも立体映像や手ブレのありそうな映像は見ないようにすることで何とか治るまでの時期を乗り切りました。

そして半年以上経った後

3D酔いを発症してから半年以上経った現在。

ヒューマンフォールフラットをしても、だいたいは平気です!

「辛い思いしたくせに、また再開したの?」とあきれている方もいるかと思いますが(笑)、最終ステージの終わりの方まで行っていて、くやしかったこともあり…。

完全に治り、さらにだいぶん時間が経ってから、恐る恐るやってみました。

そのときは

・テレビに映さずスイッチ本体の小さな画面でやる

・激しく動く動作の時は視点をずらしてぐらっとする画面を見ないようにする

・15分ぐらいでやめる

というのを守ってやったところ、行けるかも…と希望の光が。

徐々にプレイ時間が長くなっても平気になっていきました。

平気になった一番の理由は、なにより私の操作が当初より格段にうまくなったことかもしれません。

ミスすればするほど動作が増えて視点も激しく変わるため余計気分が悪くなっていたようです(笑)

とはいえ、やはり3Dゲームはやると多少は気分が悪くなるので、三半規管が弱い方はご注意を