子どもに読みきかせたい絵本4選

こは、架空老舗書店の晴天書房。私はお店番のあんずです。

最近は、子どもの活字離れが深刻化しているようですね。そこで今回は、5月5日のこどもの日にちなんで、子どもに読みきかせたい絵本をご紹介します。

絵本を入り口に、そこから本を好きになってくれますようにっ!

お店の常連さんに、おすすめの絵本を聞きました。

晴天書房の常連たち

読み聞かせで自分がスヤスヤ マロン
心地いい言葉の連なりは読んでる本人をも寝かせてしまう・・・横になって読み聞かせするとなぜあんなに眠いの?
絵本の住人になりたい! ねこマタタビ
見てワクワク、読んでフムフム!毎晩の読み聞かせでは、我が子が寝たのに気付かず、一人で熱演を続ける無駄に演技派です。
装丁に惹かれた ひかりん
せっかく絵本を読むなら飾っても楽しめるものがいいと思って選んだものが、装丁、内容、絵すべて大当たり。
昔は絵>文の自然児 ぐっち
田舎育ちだからか、子どもの頃は14ひきのシリーズや『もりのえほん』など自然いっぱいの本が大好きでした。

 

 

ラップ並みに心地いい!?
リズミカルな言葉遊びの本。

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【あらすじ】 げんきなあかちゃんがはいはいをしていると、かえるちゃんや、かめちゃん、わにちゃん、かばちゃんがやってきて・・・。動物たちがおもしろい擬音語とともに登場し、どんどん増えていく!小気味のよい文章で、読み手も聞き手も楽しくなってしまう絵本。

プレゼンテーター:
読み聞かせで自分がスヤスヤ マロン

読み聞かせをしていると、名作の絵本ほど詰まることなくスラスラ読め、声に出して気持ちいい文章で書かれていることに気づきます。中川李枝子さんの「ぐりとぐら」、ディック・ブルーナの「うさこちゃん」、キヨノサチコさんの「ノンタン」など。そんな中でも私が最も「読んでて楽しい!」と感じたのが本書です。

「からすのパンやさん」、「だるまちゃんとてんぐちゃん」などが有名な作者ですが、言葉遊びの楽しさでいえばこちらがイチバン!赤ちゃんは「にこにこ とっとこ」、かえるは「ぺたぺた ぺたすけ」、くまはなぜか「くんだか つんだか」、ぞうにいたっては「ぞうろん ぶうろん」という奇想天外な擬音語(擬態語?)を鳴らしながらやってきます。

それらの音がつながっていき、最後の「どっちゃんこ」まで一気に読める心地よさ。何度「読んで」とねだられても「いいよ~!」と快く応えてあげられる一冊です。

不思議な擬音語を聞くだけで楽しくなれますよね!

クセになるストーリーと
精緻なイラストに夢中!

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【あらすじ】 月曜日の朝、ゆっくりとパンケーキを食べていたら、おじいちゃんからたくさんの小包が!小包の正体は飛行機のパーツ。主人公のバムとケロは日曜日のおじいちゃんのお誕生日会に出席すべく、組み立てた飛行機でおじいちゃんの家に向かうのだが・・・

プレゼンター:
絵本の住人になりたい! 
ねこマタタビ

しっかり者のバムと、自由奔放なケロちゃんが紡ぐ、クスっと笑える楽しいストーリーが人気の絵本「バムとケロ」シリーズ。その2作目の「そらのたび」はふたりが出会う空の旅でのハプニングが描かれた「ゆるーい」冒険活劇。

涙が止まらなくなるたまねぎ山脈や青虫がうじゃうじゃ顔を出すりんご山など、ページをめくるたびに現れる笑える試練の数々と、斜め上を行く展開に大人も思わずニヤリ。細部まで描き込まれたイラストは物語に関係ない小ネタの宝庫。隅々までじっくりと鑑賞し、ページをめくる手が止まる。

注目して欲しいのはケロちゃんの「いらんことしい」なところ。余計なことをしでかすケロちゃんの姿は、我が子の姿と瓜二つ。現実世界なら怒り爆発だが、絵本で見れば笑えるな・・・と親として、ふと冷静さを取り戻す瞬間。ぜひ、バムを自分、ケロちゃんを我が子として、作品を楽しんで欲しい。

思わず我が子と重ねてしまうほど大人が読んでもおもしろい絵本ですね♪

 

赤い糸があらわす、大切な
人とのつながりの物語

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【あらすじ】 フランスの絵本MOI J’ATTENDS...(ぼくは待っている)を、放送作家の小山薫堂さんがおしゃれな日本語に翻訳。人は一生のうちにいろいろな「まってる。」を経験します。かわいいイラストと、心に残る印象的な言葉でつづられた、ひとりの男の子の成長と人生の物語。

プレゼンテーター:
ほっこり系が好き ひかりん

一通の手紙のように見える装丁がかわいらしくて即買い。「戦争がおわるのをまってる。」ときは注射の管に。「『いいよ』っていう返事をまってる。」ときは二人を繋ぐ赤い糸に。「『さようなら。ありがとう』って言わなきゃいけない日を・・・」の場面では糸が切れかけていて、その時々の心情や状況を表すように赤い糸が描かれている。

大事な人との別れが「近づく」という表現が普通だと思っていたが、この絵本ではそれさえも「まってる。」ように描かれている。日々忙しなく過ぎていく中でどこかスピードが重視されるのは日本特有のものなのかなと感じた。

絵本なのにフリガナがないところが大人向けのようで、子どもに読み聞かせるには少し難しいかもしれない。でも、子どものときにはよくわからなくても、心情の変化や成長にともなって感じとり方が変わる絵本だと思う。

子どもの成長にあわせて読みつづけたい一冊。

大人向けの絵本だからこそ、子どもにプレゼントして節目節目に読んでもらいたい絵本ですね。

愛する人ができたときに
もう一度読んでもらうために

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講談社
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【あらすじ】 100万回もしんで、100万回も生きたねこがいました。りっぱなとらねこでした。100万人の人がそのねこをかわいがり、100万人の人がそのねこがしんだときなきました。ねこは、1回もなきませんでした。読むたびにちがう気持ちになる、りっぱなとらねこの不思議な物語。

プレゼンテーター:
昔は絵>文の自然児 ぐっち
生まれては不幸な死に方をし、飼い主に泣かれ、でもそれをなんとも思っていないねこがくり返す生と死のリフレイン。「生」が絶対的な善だった頃、この物語は不吉でしかなく、ちょっと遠ざけているきらいもあった。なのに!

大人になってから読み返すと、どうしてこんなに胸に迫ってくるのだろう。かつて誰かのものだったねこは、あるとき、のらねこに生まれかわり、いっぴきの白ねこと出会って、恋をする。愛されるものから、愛するものへの転換。誰のものでもなく生まれ、愛し合い、死んでいく。そのシンプルな美しさ。泣いて泣いて泣いて、そうして死んでしまったねこの、力強く生ききったさまに感動し、憧れもする。

子どもの頃に読んだときとは正反対の印象を抱かせる不思議な絵本。ねこの死がハッピーエンドに感じられたとき、読んであげた子どもは、大人になっているのかもしれません。時を経たギャップをプレゼントしたいときに、ぜひ。

幅広い世代から愛される名作の絵本!おすすめです。

ご紹介した本まとめ

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いかがでしたか?名作絵本から海外の絵本まで幅広くご紹介しました!ゴールデンウィークに本を読むお家時間を過ごしてみてはいかがですか♪