お手軽デイキャンプのススメ! 少ない持ち物で日帰りキャンプを始めよう

デイキャンプ女子

「キャンプには興味があるけど、何が必要なのかわからない」「周りにキャンプする人がいないから始めるきっかけがない」。そんな方は、「デイキャンプ」から始めてみませんか?

デイキャンプとは日帰りキャンプのこと。キャンプほどの本格的な持ち物は必要なく、キャンプをしたことがない友達や家族とでも気軽に始めることができます。

実際、どれくらいの持ち物が必要なのか、デイキャンプの場所をどうやって探すのかなど、デイキャンプについてわかりやすく説明しますので、キャンプやアウトドアに興味のある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

デイキャンプの持ち物とは

デイキャンプとキャンプの一番大きな違いは「宿泊」をするかどうかです。「宿泊するのに持ち物はそれだけ!?」というミニマルなベテランキャンパーさんもいますが、基本的にはデイキャンプとキャンプでは、持ち物の種類や量はかなり変わってきます。

「そもそもキャンプの持ち物がわからない」という方のために、まずはキャンプの持ち物を簡単に説明し、そのあとデイキャンプの持ち物を具体的にご紹介します。

デイキャンプとキャンプの持ち物の違い

宿泊が前提のキャンプでは、シュラフ(寝袋)や毛布、着替えなどが必要となり、テントも雨風に強いものでなければなりません。

また、ランチ1食のデイキャンプに対して、キャンプでは「ランチ→夕食(お酒やおつまみなど)→朝食」、場合によっては翌日のランチ、と4食が必要になることも。その分の食材はもちろん、翌日まで冷やせるクーラーボックスも必要になりますね。

さらに、温泉などでの入浴を考えている場合には、タオルや入浴セット、スキンケアセットなども必要です。

それに対して、宿泊しないデイキャンプでは、上記の持ち物は必須アイテムではありません。では、具体的にどのような持ち物が必要なのでしょうか。

デイキャンプに必要な最低限の持ち物

例えば、「お昼ごろにキャンプ場に着いてバーベキューをして夕方には帰るデイキャンプ」をする場合、次のような持ち物が必要になります。

[持ち物]
テント一式、テーブル、チェアー、バーベキューグリル、炭、着火剤、マッチ、網、トング、食器、食材、飲料、クーラーバッグ、保冷剤、ゴミ袋、ティッシュ、台所用洗剤、食器用スポンジ、バーベキューグリル用のたわし、など

少ないとはいえ、重たいものや大きなものもいくつかありますね。車があると便利ですが、徒歩で行くならバーベキューグリルを小型にして、テーブルやチェアーをレジャーシートに代えてもいいかもしれません。

また、持ち物を究極に減らすなら「レジャーシートとお弁当のみ」という手もあるかもしれませんが、そうなると「ピクニックとどう違うの?」という疑問が浮んできます。両者の違いは、いったいどこにあるのでしょうか?

デイキャンプとピクニックはどう違う?

『Weblio 辞書』では、デイキャンプとピクニックについて、次のように説明しています。

【デイキャンプ(day camp)】
昼間のキャンプ

【ピクニック(picnic)】
野外で食べる食事を持参する遠足

ピクニックの説明に大きなヒントがありますね。食事を「現地で調理」するか「できたものを持参」するかが、デイキャンプとピクニックの大きな違いのひとつといえそうです。

「デイキャンプするぞ!」と決めたなら、例え荷物になったとしても、着火の道具を持参して自分たちで火をおこし、現地で調理をしてみてください。火加減の難しい中、すったもんだで調理したキャンプごはんは、本当においしいですよ!

そしてもうひとつ、デイキャンプの持ち物の中で「これ、いるの?」と思われたものがあるのではないでしょうか。

それについては、次の項目でご説明します。

デイキャンプにテントが必要な理由

「宿泊しないのにテントがいるの?」と思われた方は多いのではないでしょうか。もちろん必須アイテムではありませんし、実際にテントなしでデイキャンプをしているキャンパーさんを見たことがあります。

しかし、多くのキャンプ場は山や川、湖などが見える自然の中にあり、そのような場所では天気が変わりやすく、突風が吹くことも。先述のキャンパーさんも、突然の豪雨では車に避難されていました。

屋外にいる時間が長いデイキャンプでは、強い日差しから肌や体を守るという意味でも、通気性のよいテントがあると安心です。

また、キャンプ場にもよりますが、ほとんどの場合、デイキャンプとキャンプの利用者は同じ広場でキャンプを行います。「このテント周辺は私たちが利用しています」とアピールするためにも、テントを設営しておけば、余計なトラブルを防ぐことができます。

テントの設営をおすすめする理由はそれだけではありません。そのような自然に囲まれた広い場所で、一から自分たちの居住空間を造り上げるわくわく感は、格別のものがあります。

簡単なポップアップテント※1やタープ※2でもいいので、ぜひお気に入りのものを用意して、自分好みに設営してみてください。きっと、多くのキャンパーたちがとりこになっている「キャンプの醍醐味」を実感することができますよ!
※1公園やビーチなどレジャーシーンで日よけや休憩場所として使われる簡易テント
※2 日差しや雨を防ぐ広い布。テントと組み合わせたり、単独でテント代わりに使用する

デイキャンプができる場所

デイキャンプの持ち物についていろいろとご紹介しましたが、持ち物がそろって、いざデイキャンプをするとなると、どこでテントを張ればよいのでしょうか?

デイキャンプデビューならキャンプ場が安心

キャンプ場 青いテント

日本の土地には、国所有の「国有地」、地方公共団体所有の「公有地」、個人所有の「私有地」があり、その場所を利用したいなら、所有者の許可が必要です。

河川区域については国土交通省が「原則として誰もが自由に利用できる※3」と謳っていますが、トイレなどの設備もなく、近隣住民とのトラブルも心配ですよね。
※3参照: 常陸河川国道事務所における河川利用Q&A /国土交通省

料金はかかりますが、初めてデイキャンプをするなら、やはりトイレや売店、管理人などがそろっているキャンプ場を利用するのが、一番安全・安心ではないでしょうか。

公益財団法人 日本生産性本部の調べでは、キャンプ場が混雑するのは5月と8月との結果がでています。

◆オートキャンプ活動の実態(2018年)

 

デイキャンプデビューをするなら、予約が取りやすく、虫なども少ない春や秋がおすすめです。

キャンプ場の詳しい情報は、キャンパーさんたちのブログや動画、インスタグラムなどで詳しく知ることができるので、気になるキャンプ場が見つかったら、早速チェックしてみてくださいね。

デイキャンプの利用料金と時間帯

デイキャンプでキャンプ場を利用する場合、多くのキャンプ場ではキャンプよりも少し料金が安く、利用できる時間帯が限られています。

◆マキノ高原オートキャンプ場 (滋賀県)
デイキャンプ
【利用時間】 10:00~16:00
【入  場  料】 大人300円 中学生以下200円
【利用料金】 1000円~

◆ハイマート佐仲オートキャンプ場 (兵庫県)

デイキャンプ
【利用時間】 9:00~17:00
【入  場  料】 大人1080円 3歳~小学生648円
【利用料金】 1080円~

注意)上記の情報は2020年3月時点のものです

シーズンによって料金設定が変わるキャンプ場もあるので、行きたいキャンプ場が決まったら、ホームページで確認するか、直接電話で聞いてみましょう。

中には「トイレやシャワーなど設備が充実しているうえに無料で何時まででも利用できる」というお得なキャンプ場もあるので、キャンプ場検索サイトなどで、いろんなキャンプ場を見てみるといいですね。

日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト【なっぷ】

デイキャンプにぴったりのキャンプごはんの選び方

バーベキュー渦巻きソーセージイメージ【写真AC】

デイキャンプのメインイベントといえば、やっぱり青空の下で楽しむキャンプごはんですよね!近年のキャンプブームで、王道のバーベキュー以外にも、たくさんのキャンプごはんが紹介されています。

ここでは、そのレシピそのものではなく、デイキャンプでレシピを選ぶ時のポイントなどをご説明します。

どんなレシピでも下準備はしっかりと!

簡単レシピとはいえ、キャンプ場で一から作ろうとすると、なんだかんだと時間がかかってしまいます。切る・漬ける・串に刺すなどの下準備は、できるだけ家ですませておきましょう。

そうすれば、いつも使っている包丁などで落ち着いて作業ができるし、キャンプ場ではすぐに焼き始めることができます。

下準備のできた食材は、タッパーではなくジップロックなどに入れると、帰りの荷物がグッと小さくなりますよ。

こだわりよりも簡単・楽チンが一番!

時間に制限があるデイキャンプでは、じっくりコトコト煮る料理よりも、短時間で食べられる「簡単」「楽チン」で「ちょっとおもしろい」レシピがおすすめです。

例えば、『ゆるキャン△ 3巻』(あfろ/芳文社)で有名になった「ホットサンドメーカーにバターを塗って焼く肉まん」は、表面がカリカリで中はもっちりの絶品B級グルメです!多くのキャンパーさんに支持され、SNSなどでもよい色に焼けた「焼き肉まん」の写真がよく見られます。

コンビニ食材や缶詰などを使ったアイデア料理などもネット上でたくさん紹介されている他、登山家の皆さんが紹介している「山ごはん」も、簡単でおいしいものが多いので要チェックです!

準備や後かたづけで手間取らないコツ

バーベキューグリルで火をおこす場合、燃料には着火剤が練り込まれた「成形炭」を使うと簡単に早く着火できます。成形炭は、木炭などに比べて少し高価なので、両方を合わせて使うと節約になりますよ。

また、着火の前に、灰の受け皿にバーベキューグリル用の厚いアルミ箔を張っておくと、後片付けがとても楽になります。その際、空気の通り道をふさいでしまわないように注意してくださいね。

食器は紙皿ではなく、ある程度重さのあるものを使うことをおすすめします。洗う手間はありますが、「強風でタレの入った紙皿がお隣のテントに飛んでいった…!」なんていうコワいトラブルを避けることができますよ。

まとめ

いかがでしたか?

キャンプは本当に奥が深く、楽しみ方も無限大です。また、キャンプ用品やキャンプの技術は、災害時に役立つものがたくさんあります。

どのようにキャンプを楽しむのかは人それぞれですが、まだキャンプを始めていない皆さんには、ぜひ、デイキャンプでキャンプのおもしろさを知り、どっぷりとキャンプ沼にハマっていただけたらと思います。

皆さんのデイキャンプデビューが、意義のある、ステキな体験となりますように!