コロナ禍も長く続くと、身近で感染する人が出る確率も増えます。
わが家でも先日とうとう、次男が感染。
「うちは大丈夫やろ」とナゾの自信で家庭内の感染予防対策をあまりしていなかったわが家は大あわて!
家庭内の感染を防ぐためどんな対策をしたのか、何が役立ったか、ご紹介します。
目次
家族が感染した!まずすべきことは?
厚生労働省のHPによると、家族にコロナ感染者がいるときに同居家族が注意すべき点は以下のとおり。
1.感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける 2.感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方(一人が望ましい)にする 3.できるだけ全員がマスクを使用する 4.小まめにうがい・手洗いをする 5.日中はできるだけ換気をする。 6.取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する 7.汚れたリネン、衣服を洗濯する 8.ゴミは密閉して捨てる
ということで、まずは次男を自分の部屋で寝かせ、トイレにいくとき以外は自分の部屋にいてもらうようにしました。
そして次男が触ったであろう家中の場所、手すりや電灯のスイッチ、ソファのひじ掛け、ダイニングテーブル、トイレの便座、流すボタンなどをアルコールで除菌。
トイレや洗面所のタオルを全部変えて古いものは洗濯機に。
お世話はできるだけ私一人がすることに決め、どの部屋も窓を開けて換気をするようにしました。
それから家族が通う学校、職場へ連絡。
特に学校は先生もいろいろと対応しないといけないので、素早くコロナに感染したことを報告しなければいけません。
兄弟の学校にも同様です。
さらに次男の児童クラブ、集団登校のグループ、長男の通う塾、とかなり連絡に手間が取られました。
隔離期間はどうやってわかる?療養中の健康状態の管理は?
時期や自治体によってシステムは違うかもしれませんが、うちの場合、病院の検査で感染が判明した際に保健所からのお便りをもらい、そこに感染者や同居家族の隔離期間、注意点などが書いてありました。
そして病院から保健所に連絡が行き、病院に伝えた携帯番号に「MyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)」というものに登録するようにというショートメールが来ました。
このMyHER-SYSに登録しておくと、毎日決まった時間に、健康状態を入力するよう指示するショートメールが届きます。
そこに体温と、咳、倦怠感などの症状を入力すると、それが自動的に保健所に通知される仕組みになっているようでした。
これはぜったい要る!必須のアイテム
それでは、ここから感染予防のために使ったものをご紹介します。
まずは必須のアイテムから。
・隔離用の部屋
これは「アイテム」ではありませんが、必須のものの1つ。
うちの場合はちょうど1か月ほど前から次男をひとり部屋にしたところだったので、このために準備する必要がなく助かりました。
どうしても隔離する部屋がない時は、感染者と2m以上の距離を保ち、仕切りやカーテン、テントなどで空間を区切るといいそうです。
・不織布マスク
普段は布マスク・ウレタンマスクと不織布マスクを併用している私ですが、さすがに感染者が家庭内にいるときはずっと不織布マスクを使っていました。
一時に比べてずいぶん安くなり、わりと家にストックしてあったので助かりました。
・アルコール消毒スプレー
次男が触った場所、使ったものは、その都度、アルコールで消毒しなければなりません。
普段、アルコールスプレーは家ではそんなに使っていなかったので、慌ててドラッグストアで購入。
ちなみに一番よく使うのはトイレとキッチン。
トイレは次男が使うたびに便座、床などにスプレーしてトイレットペーパーで拭き取り。
キッチンでは次男が使った食器を下げてきたとき、とりあえず洗う前にシュッ。
次男の食事を運んだトレーはその都度スプレーして拭き取ります。
よく使う場所に常時あった方が便利なので、後で買い足してキッチンとトイレにはそれぞれ1本置くようにしました。
・アルコール除菌シート(大容量)
スプレーより気軽に使えるのが除菌シート。
部屋のドアノブや階段の手すりなど、次男が触ったときは除菌シートでサーッと拭いて回っていました。
スプレーとペーパータオルでも代用できますが、要注意なのは、スプレーはフローリングにこぼれると跡が残ること。
どうやらワックスの成分とアルコールが反応するらしく、白いシミになって拭いても取れない!
消すにはワックスをはがし、もう一度ワックスかオイルを塗るしかないそうです。
ですので、フローリング床の上で消毒するときはアルコールが垂れ落ちにくいシートの方がおすすめです。
・体温計
先ほどご紹介したように、感染すると「MyHER-SYS」というシステムに毎日体温を書き込まなければいけません。
それでなくても、熱が上がったか下がったかはコロナの経過観察の大きなポイントになるので、体温計は必須です。
普段から電池が消耗していない、きちんと使える体温計を常備しておくのがいいと思います。
ないとけっこう大変。あった方がいいアイテム
次は必須ではないけれど、なるべくあった方がいいもの、わが家ではかなり使ったものをご紹介します。
・トイレ用のペーパータオル
トイレは一家に2か所以上ない限りは感染者と家族が共用することになります。
手拭き用のタオルを共用すると感染のもとになるので、感染者とは分けなければいけません。
最初は次男だけ「こっちを使ってね」とみんなのタオルと別に拭くものを用意していましたが、いかんせん子どもなのでどこまで徹底できるか疑問。
ということで感染の恐れがある期間中は、ペーパータオルを置いてその都度捨てるように切り替えました。
・キッチンペーパー
アルコールスプレーを拭き取るときに便利。
うちでは次男食事用のトレーには毎回アルコールスプレーを吹きかけて、キッチンペーパーで拭き取っていました。
除菌シートが足りないときも、キッチンペーパーにスプレーを染み込ませれば代用になります。
・ゴム手袋
家庭内感染を防ぐためには、かなり頻繁に洗い物をしたり、消毒作業をする必要があります。常にアルコールや石鹸、洗剤にさらされていると、手肌がボロボロに。
私は普段から手肌が荒れ気味だったので、洗い物や掃除をするときはなるべくゴム手袋をするようにしていました。
・食事を運ぶためのトレー
食事は感染の危険性が高いシーンなので、感染者には隔離した場所でとってもらわなければなりません。
食事を運ぶのを一度で済まして手間と感染の危険を少なくするにはトレーが便利。
できれば気軽に洗ったりアルコール除菌したりできる、プラスチックのトレーがおすすめです。
うちは木製のものしかなかったので、毎回スプレー&拭き取りにしていました。
・内線電話用の子機、もしくはライン用の端末(スマホを持っていない子どもの場合)
感染者は部屋からなるべく出ない方がいいので、何か伝えたいことがあるときは電話やLINE、メールが便利。
スマホを持っている場合は問題なしですが、次男はまだ持っていません。
ただわが家には電話の子機があったので、連絡はそれでしてもらうようにしました。
・暇をつぶすための専用スマホやタブレット(持ってない子どもの場合)
とにかくずーーーーっと部屋にいなければならない感染者。
大人なら自分のスマホやタブレット、本などで時間をつぶせるでしょうが、まだスマホなどを持っていない子どもの場合はそうはいきません。
ということで、次男には私の古いスマホを充電器とともに渡し、療養中だけ彼専用に。
YouTubeを見たり、ゲームをしたりできるようにしました。
これが地味に役立った!あると便利なアイテム
そして最後に、なくても大丈夫だけど、私は役に立ったなーと思うアイテムもご紹介します。
・マスクストラップ
次男と接するときは必ずマスクをつけなければいけないし、他の家族といるときもできるだけマスクをしていましたが、自分ひとりのときは外したい。
ではマスクを外したとき、そのマスクをどうするのか。
ポケットに入れるとポケットの中が汚染されるし、取り出すときにどうしてもひも以外の部分に触れてしまう。
どこかに置いておくとその場所も汚染されるし、こちらもひも以外の部分にも触れてしまいがち。
ということで便利だったのがストラップ。
外したときもいつでも首にかかっているので、必要となればすぐマスクを着けられる。
普段はまったくストラップを使っていなかったので、ひもと安全ピンを使って即席で作りました。
・荷物フック(マスクをかけておく)
こちらはマスクストラップがないとき、もしくはしばらくマスクをする必要がないときに便利なアイテム。
先ほども言ったように、マスクをしないときポケットに入れたり、机に置いたりするとその場所が汚染されやすく、ひも以外の部分に触れがち。
でも机などにフックを付けてぶらさげておくと、こういう悩みが解消されます。
・予備の体温計
家族の一人がコロナになると、残りの家族も絶えず健康をチェックする必要が出てきます。
うちはなんとか体温計1本で乗り切りましたが、次男の体温を測った後は必ず除菌シートで拭かないといけません。
それにいろんな家族が使っていると、どこに置いたかわからなくなってしまいがち。
2本目があったら便利だったな、と思いました。
結局、感染は防げた?
結論から言うと、わが家では次男の他はだれも発症しませんでした!
感染対策がよかったのか、次男以外はワクチンを打っていたことが関係しているのか、はたまたただ運がよかっただけなのか、その辺ははっきりとはわかりません。
でもとりあえずやるだけのことはやった!という感じでしょうか。
私の経験が少しでも皆さんのお役に立てればと思います。
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