ポン酒がすすむ!居酒屋レシピ「新キャベツの塩昆布和え」

ごきげんよう。マダムYummyです。
日本酒は冷やでも燗でもいける口。「白鷹」でゆるりと一献。

世界で日本酒ブームが起こっているそうで、大吟醸を白ワインのグラスでいただくフレンチも珍しくありません。外国人に日本酒が飲まれるのは嬉しいことなのですが、国内の消費は落ちるばかりなのはなぜ?と思ってしまいます。

3月末にお詣りした伊勢神宮の御神酒として有名な「白鷹」は、私の大好きな灘のお酒。コクのある飲み口の純米酒だから、じゃぁアテは何がいい?と野菜庫を見ると、新キャベツの残りものをみっけたので、超絶簡単にできる新キャベツの塩昆布和えにしました。もちろん普通のキャベツでもOK!居酒屋のお通しで出てくる定番メニューを作りましょう。

●超絶簡単!キャベツの塩昆布和え

葉の柔らかい新キャベツは、生のままでももちろん使えるけど、少しだけ電子レンジで熱を通して、しんなりさせた方が塩昆布と馴染みやすいです。このキャベツ、ギリシア時代には薬用に、ローマ時代は保健食にされていたそうで、ビタミンやカルシウムの他、胃腸障害に効力のあるビタミンUを含んでいます。

YUMMY
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そういえば「キャベジン」という名の胃腸薬も市販されていますものね。

昆布は旨み成分のグルタミン酸が多いので、和えるとキャベツの旨みと合わさって、美味しい一品になります。(※参考「やさい・くだものの本/講談社刊」)

 

 

●材料

材料(2人前)

キャベツ    1/8カット
 塩昆布       大さじ1
ゴマ油      小さじ1
塩       ひとつまみ

 

ゴマ油は仕上げにかけるので、香り高いものを選んで!

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●作り方

① キャベツは洗って、固い芯の部分をカットし、ざく切りにする。

 

② ①を耐熱容器に入れて、塩をひとつまみ振り、電子レンジで1分(新キャベツは30秒)チンする。

 

③  ②を塩昆布と混ぜ合わせ、ゴマ油を回しかけて、サクッと混ぜる。

※塩味が足りなければ塩を加えてください。

④ 器に盛ればできあがり!

 

 

●合わせるお酒

伊勢神宮御料酒「白鷹」特別純米酒(白鷹酒造)

伊勢神宮の御神酒として名高い「白鷹」は、全国にあまたある酒蔵の中から選び抜かれた神宮御料酒です。指定依頼、1日も欠かすことなく献上を続け、天照大御神をはじめ神宮の神々に供えられています。そのお裾分けをありがたく頂戴することに。

灘のお酒ですが、関西より関東でよく流通しているお酒でもあります。本家蔵の「白鶴」から暖簾分けして設立された酒造で、関西の商圏は本家「白鶴」が担っていたため、関東の商圏を分家「白鷹」が開拓した歴史に由来しているようです。東京では神楽坂の「伊勢藤」が白鷹の有名店ですね。

すっきりとしながら旨みのある飲み口は、冷やでも燗でも季節を問わず楽しめます。

 

●YUMMYのほろ酔い、酒日記「蔵びらき」

日本酒カレンダー的にいうと、関西の新年は酒神として名高い三輪大神(奈良)に初詣、松の内が明けると灘五郷(兵庫)に集まる酒蔵の「蔵びらき」が始まります。冬に仕込んだ搾りたての新酒が振舞われ、酒米の研ぎ方や生酛など造り方の違いなど、日本酒の様々なお酒が試飲できるとあって、日本酒好きが詰めかけるイベントになっています。芳しい吟醸香に誘われて、ここでしか味わえない原酒や生酒を利き酒できるのも醍醐味ですね。

灘の酒は「男酒」、伏見の酒は「女酒」といわれるように、灘五郷のお酒はキレが良くしっかりとした味わいで、甘口、辛口、旨口とそのいずれもが蔵の個性を表していて興味深いです。

余談ですが、この灘の酒蔵が設立した灘中・灘高は東大進学率が高い関西屈指の名門校として知られます。

 

 

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